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竹波エーイチ

Author:竹波エーイチ
1967年生まれのおっさん。
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伝説巨神イデオン ベスの悪夢

ベス

前回の記事では、”引き合わせ説”を否定するようなことを書いたが、それはチト正確さに欠けていた。正確には、半分は”引き合わせ説”だが、全体としてはそうではないのでは?といったところだと思う。
なお、『伝説巨神イデオン』のストーリー解釈については、そもそもこのブログの本題ではない。イデとは何か、にも実はあまり興味がない(ハッキリ言えば、未だによく分からない)。また、ぼくは怠け者のアニメファンなので、世間の『イデオン』マニアの方々の「定説」といったものも全く知らない。
ゆえに目を覆いたくなるようなくだらないことを書く可能性が高いが、この点、あらかじめお断りしておきます。


さて、そんな言い訳を先にしつつも、やはりストーリー解釈なしに『イデオン』を語るのは難しい。そして『イデオン』につきまとう”難解”という評価は、結局はストーリーに現れてくる難解さのせいだと思う。
なぜなら、どんなに集中して繰り返し繰り返し『イデオン』を観たところで、「イデ」についての明快な解答は得られないからだ。それはあくまで、観る側のひとつの解釈でしか有り得ない。


ということで、先に結論から言ってしまえば、『イデオン』の一見した難解さの正体は、作中において「イデ」自体が変化したことによるものだ、とぼくは見ている。「イデ」はひとつだが、その性格は2つある。それを終始一貫したものと考えれば、話がややこしくなるのは当然のことだろう。

すでにちょっと触れているのであっさりいくが、イデ変身の転機になるのが第34話「流星おちる果て」の中の、イデとベスの対話だ。病に倒れたベスの悪夢として、イデは初めてその意思を語ることになる。

ベス「我々にだって自分の身を守るために、考える力も選ぶ権利もあるんだ」
イデ「幾千幾万幾億の意思の集合体たる我ら。我も我が身を、守る。守る。守る」
ベス「知恵のもと、心のもとは人だ。人を殺してイデがあるものか」
イデ「心のあり所たるイデの場を守る権利がある」
ベス「なぜ人同士の争いを続けさせる」
イデ「わたしが聞きたい。なぜ憎しみあうのだ」
ベス「憎しみ合ってはいない」
イデ「成り行きをなぜに賢く切り抜けん」
ベス「成り行き? それを作り試しているのか?」
イデ「我々にそのような力はない。我々は我々というひとつのものに過ぎない」
ベス「ともに苦しむ立場なのだ。全力を尽くして良き道を探すべきだ」
イデ「そのような力・・・」
ベス「全力でしめせ。そうすれば意思の力は時空さえ超えられるはずだ」
(ここでイデは消える)
ベス「おれは貴様の一部じゃない。俺は俺だ。俺は俺そのものだ」
(ベスがカララに言う)
ベス「おそろしい夢を見た。イデは自分も生き延びたがっている」


この夢を、ただのベスの無意識が作り出した妄想だと考えたら『イデオン』をみる、というか物語全般にふれる意義は全くないだろう。物語における夢の重要性については、今さら言及するまでもないことだ。

で、いちおう解説まがいのことをしておくと、この対話までのイデは、「心のあり所たるイデの場を守る権利がある」と主張するだけの存在だったことが、まず分かる。そしてベスに「全力を尽くして良き道を探すべきだ」と促され、それ以後、そうした行動をとるようになったことも分かる。
その結果が「宇宙の果て」まで逃げようとしたソロシップを勝手に亜空間飛行に突入させたり、カララとドバを対面させたり、コスモとドバを戦わせようとしたり・・・ということだ。
つまりイデによる”引き合わせ”が始まるのは、この対話の後だということだ。

このことは、そもそも『イデオン』の物語がどのようにして始まったかを考えれば、一層明らかなことのようにぼくは思う。『イデオン』の物語。それは、バッフクラン人がソロ星(ロゴダウ)にやってきたから始まったわけじゃあない。そこから遡ること2年前、地球人がそこに移住してきた日に、全ては始まったのだ。

長くなるので、とりあえず時系列に箇条書きにしてみる。

・地球人、ソロ星(ロゴダウ)に移住
・イデ、流星砲撃を開始
・バッフクラン人のイデ捜索隊が出発
・移住から1年半後、地球人の手でイデオンとソロシップが発掘される
・その半年後、バッフクラン人のイデ捜索隊がソロ星(ロゴダウ)到着
・イデオンが戦闘に巻き込まれ、イデオン起動
・ソロシップ内で白兵戦が起こり、イデのバリアーがルウを守る
・ソロシップが攻撃を受け、ソロシップ起動

という案配で、『イデオン』の物語は始まったのだった。


つづく

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