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竹波エーイチ

Author:竹波エーイチ
1967年生まれのおっさん。
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シン・ゴジラと安倍晋三

バトルシップの旭日旗
いわゆる「リメイク物」に、ずっと不満があった。
名前を挙げれば『CASSHERN』(2004)とか『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010)『キカイダー REBOOT』(2014)などになるが、昭和の旧作が持っていたテーマがごっそり抜け落ち、見た目だけ綺麗に作り直したように、ぼくには見えた。

旧作のテーマ、については、それがこのブログのメインテーマなので随所に書き散らしてあるが、要は「戦後日本の正義」とは何か、という問いかけだ。稚拙で未熟な表現であったとしても、オリジナルの『新造人間キャシャーン』『宇宙戦艦ヤマト』『人造人間キカイダー』に、それがなかったというファンはいないと思う。

それにしても、たかが娯楽作品に大げさな、と笑う人もいるだろう。
不満の理由には、ぼくが日本の「次世代の物語」について考えていたせいもあったと思う。明治期の「富国強兵」とか昭和の「大東亜共栄圏」とかのように、単なるスローガンに留まらぬ、国家としての目標、国民が共有する夢、のようなものを何となく模索していた頃のことだ。

そのきっかけとなったのは、第一次安倍政権が打ち出した「戦後レジームからの脱却」だった。GHQの見えない支配を打ち毀し、自主憲法、自主外交、自主防衛をつかみ取る。
うむ、かっこいいな! 

・・・でも、どうやってやるの?
という答えがないままに、安倍さんは一旦、リタイアしてしまった。
結局のところ「戦後レジームからの脱却」も、サヨクのいう「9条があれば平和な世界」と大して変わらぬ幻想の「物語」に過ぎなかったということだったのか?。

だが奇跡の復活を遂げてからの安倍総理が、そうした「物語」を捨て去ってきているのは誰の目にも分かることだ。
アメリカ議会演説」「戦後70年談話」「広島での演説」「真珠湾での演説」・・・まぁ「慰安婦合意」も入れておくか(笑)。これらは具体的な歩み寄りのなかで、「現実」を変えていこうとする取り組みだ。「戦後」を終わらせていこうとする、取り組みだ。

ビックリしたのが「和解」という言葉だ。
水に流す日本文化に浸かっていると気がつかないが、なんと数年前まで、日米は心からの「和解」には至っていなかったんだと! 和解がなければ信頼もないわけで、なるほど自主防衛、自主外交への道は、まず相互の信頼から始まるわけやね(鳩山のせいだけじゃなかったんだねw)。

そして、10年前には一体どうやったら実現できるのか五里霧中だった憲法の改正も、何と本丸の第9条から議論の俎上に載せられるようになるという。これも「和解」から始まる「信頼」に基づくものなのかも知れない(自虐的過ぎるか?w)。

もちろん安倍政権にはヤバい話も一杯ある。この動画なんか、かなり怖い話をしてる。

【討論】種子法廃止は日本農業を滅ぼすのか?[桜H29/5/20] - YouTube

それでも、いよいよ肥大化する脅威に対して、アジア諸国が集団安全保障体制を築こうというときに、「安倍独裁」だ「戦争法案」だと「物語」を叫んだところで、「現実」を生きている人々の共感を得ることはできない。
また、軍による朝鮮人少女30万人の強制連行だとか、南京城内で民間人40万人の無差別殺戮だとか、そんなキテレツな「物語」ももう通用しないと思う、さすがにそろそろ。せめて国内では。

2012年に公開されたアメリカ映画『バトルシップ』は、はじめは犬猿の仲だった米海軍大尉と海上自衛隊一等海佐が友情を結び、協力して宇宙人と戦うという愉快な映画だ。とても面白いので、観てない人にはお勧めの一本だ。



【5/27追記】
そういえば以前、あのチャンネル桜で『シン・ゴジラ』の討論会が行われたことがあって、その中で京大の藤井聡教授が(映画としての面白さを認めつつも)、観られ方というか人気の理由には問題がある、と発言されていた記憶がある。

教授いわく、ゴジラによる破壊が、日本人の「改革願望」や「リセット願望」を反映してはいないかと。特に、劇中でゴジラの熱線で大河内内閣が壊滅させられたことで、若手や異端といった非主流がメインステージに躍り出た展開に共感が覚えられたのなら、いかにも自閉的だし幼稚な反応ではないか・・・みたいな話だったと思うが、詳細は動画にて確認されたし。

【討論】シン・ゴジラから見えてくる日本の現在[桜H28/10/1]

正直なところ、ぼくは教授の言われることは(失礼ながら)福島瑞穂のツイートに類似したものだと思う。要は「物語(虚構)」だ。

もしもこのゴジラが東京を破壊して閣僚を壊滅させたものの、非主流派の活躍だけによって海に帰った、あるいは殺された、というなら教授の説のとおりだろう。

だが実際に映画で描かれたのは、アメリカに属国視されてる悲哀だったり、東京圏に国力の40%を集中させてしまっている危険だったり、自衛隊と米軍の圧倒的な戦力差だったりと、ぬるい「改革願望」や「リセット願望」なんぞ吹き飛ぶような、日本の厳しい「現実」だったと、ぼくは思う。

そして、米軍と「協力」してゴジラを封印した以上、今後は東京駅すなわち皇居の目の前を、ゴジラの「共同管理」を名目に米軍がウロウロするなんて、よほどの田舎者以外、瞬時に理解できるだろう。「自閉的」でも「幼稚」でもない反応があればこそ、『シン・ゴジラ』はヒットしたのだと思うのだが・・・。

また、大河内内閣が全滅する前と後で「巨災対」主力メンバーの業務内容が変わったわけではないし、矢口蘭堂にとっての目の上のたんこぶは一貫して赤坂秀樹だ。描かれた「現実」を正確に見れば、閣僚壊滅には大した意味はない(たぶん樋口監督の、『日本沈没』への自己オマージュだと思う)。

ぼくの古い友人は、『シン・ゴジラ』を語ることは自分自身を語るようで怖いんだよね、と言っていたが、名言かも知れない。

しばらく休眠します。



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